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の足を守るためには標準化を図る必要がある。
・仕様の標準化については、ある程度のグレードは保たなければ意味がない。
・非常に厳しい経営状況下で、さまざまなバスの利用者のニーズに応えていくには、特別仕様が多くなると考え、現行通りを要望する。
・現行車との兼合いで大幅な標準化は難しい。
・現在メーカーでは、標準仕様車に称するものはあるが、各ユーザーが何十項目の特別仕様により発注しているのが現実である。また、メーカーも各ユーザーから特別仕様があることを前提にしており、メーカー独自のユーザーが納得できるような仕様の開発努力はしていない。
・仕様の標準化は車両価格の低減だけでなく、在庫部品の減にもなる。
・仕様書をバス事業者にもってこなくてすむ打ち合わせ方法をメーカーは考えるべきだ。一冊の仕様書を読むだけで半日以上かかる。しかも内容のほとんどは事業者にとって必要のない事項であると思われる。
・補給部品についても互換性化を希望する(ボディパーツも含)
・標準化は最初が肝心だと思う。特にメーカー間の統一(部品、配線、コネクター、位置等)は最初からしておくべきだと思う。
・標準化を促進し、車両単価を下げたいのはどこの会社も同じ扱いであるが、なかなかできない。できない理由は、地域利用者の強い要求事項があったり、組合からの要求もあると思う。これらを精算して、標準仕様にするに大きな抵抗があると考えられるからだと思う。
・標準化の方向には賛成であるが、ユーザー個々に乗降方式や均一、多区間、ワンマン機器、定員等異なるため、複数の標準を要望。
・標準化に対する各スペックのバリエーションに幅があり過ぎる。シャツメーカー、並びにボディメーカー間で基本的なすり合わせをもっとすべき。総論賛成各論反対の傾向が強い。
・プラットホームの貫通化によるコストダウン。
・寒地仕様の関係上、標準化にも限度がある。東北、北海道地区等、ブロック別化も必要ある。

 

 

 

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